YMO ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー

 かの「ライディーン(雷電と表記されていた時期あり)」「テクノポリス」を含む、YMOの中でもっとも売れたアルバムです。商業的に成功しているだけに、代表作とされることも多いのですが、YMOは後に何度も路線を転換しているので、このアルバムだけでYMOを語ることはできません。

 クラフトワークと聴き比べると、装飾音の多さだけをとっても、POPさが鮮明です。クラフトワークは、モノクロのSF映画のような印象ですが、このアルバムは、東京の猥雑さが出ています。まさに秋葉原の街並みのようなイメージです。「テクノポリス」は、坂本龍一が、歌謡曲を分析して作ったと言われています。

 ビートルズの「デイ・トリッパー」をカバーしていて、真面目なビートルズファンには賛否両論でしたが、ライブでは「All You Need Is Love」も演奏していて(しかもイントロはアメリカ国歌で)、かなり受けています。

 「イムソムニア」は、和風テイストの「外国人が勘違いしている日本」というコンセプトに忠実です。
 「キャスタリア」はたまたまウォークマンで、植物園の温室の中で聴いてあまりにも情景と音楽とがマッチして圧倒された記憶があります。中学生の頃でした。